<海洋機構など>海底の金銀、採取成功 沖縄沖の熱水鉱床
 
◇1トン当たり金1.35グラム、銀数百グラム、銅45キロ

 海洋研究開発機構などの研究チームは25日、国内最大規模の熱水鉱床が広がっている沖縄本島沖の海底を掘削し、金や銀の採取に成功したと発表した。海底下の資源は掘り出すのが困難とされていたが、チームは「人工的に噴出口を作ることで、極めて低コストで資源回収を実現できる可能性が開ける」としている。同日の英科学誌サイエンティフィック・リポーツに成果が掲載された。

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 熱水鉱床は、岩石中の金属などが海底下で熱せられた海水に溶け込んだ鉱脈。海底までの裂け目があると熱水とともに噴出して金属などが海底に煙突状に沈殿する。銅、亜鉛などのほか、ガリウムやビスマスなどレアメタルを含むため、次世代の海洋資源として各国の探査が活発化している。

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 同機構が掘削したのは、那覇市の北北西約190キロの海域「伊平屋北海丘」。2010年、地球深部探査船「ちきゅう」で水深約1000メートルの海底に直径50センチの穴を掘り、定期的に観察した。その結果、約310度の熱水が噴き出して人工的にできた鉱床は1日0.11トンのペースで高さ7メートル以上に成長し、13年の成分解析では1トン当たり金1.35グラム、銀数百グラム、銅45キロを含んでいた。

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 今井亮・秋田大教授(鉱床学)によると、今回の金の含有量では採算を取るのは難しいが、銅やレアメタルも多く含まれれば価値は上がるといい「日本の領海内で資源を確保しておく意義は大きい」と話す。

 同機構は3月17日まで、再び近海を採掘して観測装置を設置し、高濃度の金属を含む鉱床を効率よく形成させる実験をする。川口慎介研究員は「実験を通して金属がどのように沈殿し蓄積して鉱床を作るのかを調べたい」と話す。
 
(毎日新聞 2月27日;
ソース:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160227-00000035-mai-soci





【今日の風景】 

この話、以前にも少しした覚えが・・・。

日本は世界で五本の指に入る海域資源国でありながら、実質的にはその採掘についてほとんど手を付けていません。

熱水鉱床しかり、メタンハイドレイトしかり、大陸棚油田しかり、1960年代には見つかっていながら未だに調査のみ。

アメリカのグローマーチャレンジャー号が、その深海掘削研究結果を発表してから既に40年以上の年月が過ぎています。

1971年海洋科学技術センターは作ったものの、飽くまで地球物理学・海洋生物学のための調査機関に終始しています。
※『国立研究開発法人海洋研究開発機構
※『日本海洋事業株式会社

どうも今の日本という国は自分の国に資源があっても、輸入に頼りたい性癖があるみたいです。 

実はそういう意味では、江戸時代のほうがちゃんとしていました。

金・銀・銅の採掘は、飛鳥時代まで遡れますし、鉛・硫黄・リン鉱石の採掘(もちろん火薬を作るため)も既に江戸時代には行われていましたし、重要な輸出品でもありました。

石油の採掘まで江戸時代に行っています。

石炭を掘り尽くしてからの鉱物資源開発の歴史はすご~く地味になっています。

それでも鹿児島での金鉱脈等の新しい発見など、結構ニュース性のある事実もあるんですけど。

火山列島である日本は、なにも熱水鉱床を海で探さなくても、温泉の出る地域には同様のものがたくさんあるのに・・・。

さていつになれば国が、国家プロジェクトとして鉱物資源開発に本格的に乗り出すことやら。


  




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