「1週間食べていなかった…」 所持金79円の22歳、無銭飲食し自ら110番 容疑で逮捕
千葉県警茂原署は26日までに、詐欺(無銭飲食)の疑いで自称茂原市の無職の男(22)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は25日午後5時40分~同6時ごろの間、同市内の飲食店で、カレーセット(1180円相当)を注文して、代金を支払わなかった疑い。同署によると、男は「1週間ぐらいご飯を食べていなかった」と供述。所持金は79円だった。男は飲食後、自分で110番通報した。
(本紙、ちばとぴでは実名報道:http://www.chibanippo.co.jp/news/national/300640)(ちばとぴ by 千葉日報;ソース:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160127-00010002-chibatopi-l12)
【今日の風景】
どういう境遇の方なのかが気になって、ブログに載せました。
22歳で無職。
住所はどうなんでしょう。
親・兄弟は健在なのでしょうか。
なんだか私の妻の従兄弟の、私とほとんど同年代のある男を思い出してしまいます。
その男の母親は、妻の亡母の妹。
私と妻にとっては叔母さんにあたります。
その叔母さんは、死ぬまで苦労をして、最後は肝臓がんで亡くなりました。
早くに連れ合いを亡くして、それでも掃除婦をしながらひとり息子を大学まで出しました。
しかしその大事なひとり息子は、叔母さんが死ぬまで職に就くことはありませんでした。
私を含めた親戚から二十件を越える就職口の世話を受けながら、「おれは上場企業でないとダメなんだ。」「おれの能力じゃそんな弱小企業なんておれのプライドが許さない。」とすべてを断り続けました。
そして叔母さんのささやかな収入だけで、五十を過ぎるまで生活していました。
その叔母さんが、七十三歳で病院へ担ぎ込まれたときには既に、余命数ヶ月でした。
おそらく痛む体を押して、幾許にもならない収入の為に、かわいい息子のためにずっと働き続けたのでしょう。
彼女の葬儀の日、その事を知っている親戚の男連中は誰も出席しませんでした。
葬儀に出席した妻に、後から叔母さんの死に顔が、それは、それはきれいで安らかだったと聞きました。
今その従兄弟の男が、どうしてるのかは知りません。
法事で親戚が集まったときの話題にも上りません。
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